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もう国際的に言えば、日本は潜在的な核兵器保有国と言われてしまっているわけです☆




西谷文和:

もう今年、戦後70年ということでですね。8月6日広島、8月9日長崎の日を
迎えてしまったわけなんですけれども、改めてちょっと整理したいのですが、
広島・長崎に落ちた原爆のタイプが違うということですが、
これはどういうことでしょうか?

小出さん

自然界に存在する元素で、一番重たい元素はウランなのです。そのウランの中に、核分裂をする
能力を持ったウランというものがありまして、235という質量数を持っているウランなのですが、
それを使って原爆を造ったのが広島の原爆です。ただし質量数235のウランというのは、
天然に0.7%しか存在していないで、そのウランをなんとかして核分裂をしないウランから
分裂をしなければいけないという操作をしたのです。

ただ、それがものすごく大変な操作だということで、では別の方法を考えようということになりました。
そして天然には全く存在していないのだけれども、プルトニウムという物質を作り出すことができれば、
それがまた核分裂する能力を持っているということを物理学者が見つけたのです。

そしてプルトニウムという物質を人工的に造り出して、長崎の原爆を作りました。
ですから広島と長崎、ひとくちで原爆と
言われるわけですけれども、材料が違うということになっています。


西谷:

そのウランは濃縮して、ウラン濃縮作業で作らないといけない。
プルトニウムは、濃縮しなくてもそのまま原爆にできるということですね?

小出さん

はい、天然にはないのですけれども、少し細かい説明になりますが、
238という質量数のウランというのが、天然のウランの99.3%を占めているのです
が、それに中性子という素粒子を吸わせることができると、自動的にプルトニウム239
という核分裂する能力を持った原子核ができてくるのです。
それをつくり出して、ウラン濃縮とかプルトニウム濃縮とかいうことをせずに、
原爆ができるということを物理学者が見つけたのです。

西谷:

これが世界最初の原子炉で、アメリカが開発したプルトニウム生産炉という
理解でいいでしょうか?

小出さん

そうです。世界で一番初めの原子炉というのは、1942年にシカゴ大学のサッカー場
の地下というような所で、小ちゃな模型のような物が作られたのですが、
これで原子炉というものが動くということがわかりまして、原子炉を
動かすことができれば炉心の部分にプルトニウムが生み出してくる
ということを物理学者が確信を持ったわけです。

そして今、西谷さんがおっしゃって下さったようなプルトニウムを
作るための専用の原子炉というのをワシントン州のハンフォードという所
にたくさん造りまして…

西谷:

マンハッタン計画の中で造ったんですね?

小出さん

はい。それでつくり出されたプルトニウムを原爆にしたわけです。

西谷:

ということは、この番組でも何回かお聞きしたのですが、プルトニウムを
作るというのは、ほぼイコール核兵器を造るということで、見て間違いないでしょうか?

小出さん

はい。原子炉の中でプルトニウムをつくるのですが、原子炉の使用済みの燃料の中
にプルトニウムが存在してるだけでは、原爆が造ることができないわけで、
使用済みの燃料の中からプルトニウムを取り出すという、その技術も必要になります。
ですから、原子炉をまず動かしてプルトニウムをつくる。
そして、できたプルトニウムを分離するという、それ私達、再処理というような
名前で呼んでいるのですが、その技術両方を持たない限りは原爆は造れません。
>
西谷:

核燃料サイクルが、まさにその技術をやろうとしているわけですが。





小出さん

そうです、おっしゃる通りです。日本では、すでにもう58基の原子力発電所を
造ってしまいまして、使用済みの燃料の中に大量のプルトニウムを生み出しました。

そして、その使用済みの燃料の中からプルトニウムを取り出すという、
再処理という作業が必要になったわけです。

日本には、その再処理の技術、能力がありませんので、これまでは
イギリスとフランスに送って、向こうの再処理工場でプルトニウムを分離して
取り出してもらってきました。
でも日本としては、それではやはり困るので、自分で
再処理をやりたいということで、青森県の六ヶ所村に巨大な再処理工場を造って
運転しようとしているところです。


西谷:

プルトニウムを持つということは、核兵器を持つ道につながるわけですから、
そういう意味では、核廃絶という立場からも白紙に戻すべきですよね?

小出さん

もちろんです。リスナーの皆さんがどのように日本の原子力を受け止めているか
よく分かりませんが、日本の原子力は、何か平和利用
だというふうにずっと宣伝をされてきたわけですが、原子力を進めてきた
人達自身は、もともと原爆材料であるプルトニウムを懐に入れたいという
思惑で進めてきたのです。


そのために、核燃料サイクルというものをなんとしてでも実現しようと
してきたわけですが、それがなかなかうまくいかないという段階が今なのです。
でも原爆なんてもちろん造ってはいけないわけですし、核燃料サイクル
なんてものに手を染めること自身が誤りだと私は思います。


小出裕章ジャーナル

西谷:

今、戦争法案が強行採決されて、本当にきな臭くなってるんですけど、
これ外国から見たらどう見ても日本は核兵器を作りたがってるように
見えるんじゃないですか?

小出さん

もちろんです。もう国際的に言えば、日本は潜在的な核兵器保有国
と言われてしまっているわけです
し、日本がイギリスと
フランスに頼んで、先程聞いて頂いたように、
プルトニウムを分離してもう懐に入れているのですが、
その量は47トンにもなってしまっていて、長崎型の原爆を作ろうとすれば、
4,000発もできてしまうという膨大な量なのです。


そんなものをいくらなんでも、日本というような国が懐に入れてる
ということは許せないということで、日本は使い道の
ないプルトニウムを保持しないという国際公約をもうすでにさせられて
しまっているのです。

これまでは、取り出したプルトニウムはもんじゅで燃やすと言ってきた
わけですけれども、そのもんじゅも動かないわけで、他の国々から大変疑惑の目
で見られている。



もうどうしょうもないので、仕方がないから普通の原子力発電所で燃やしてしまおうというような、プルサーマルと私達が呼んでいる愚かな計画に追い込まれてしまっているという状況になっています。

西谷:

核燃料サイクルが破たんしていますでしょ? にも関わらず再稼働したら、
使用済み核燃料棒が出ますよね?

小出さん

そうです。

西谷:

この再処理だけで今後12兆円もいるというふうに試算されてるのですが、
これ再稼働やれば、ますます費用が膨らんでいくということですよね?

小出さん

もちろんそうです。青森県の六ヶ所村の再処理工場、
それを動かすだけで12兆円いるというようなことに。
動かして、あとゴミの始末もですけれども、いるということになっているのですが、
私はそんな額では到底きかないと思っています
し。

西谷:

もっともっと膨らんでいきますかね?これ。

小出さん

もうはるかに膨らみます。
一刻も早く、やはり原子力から決別するということが
経済的にも、また国際政治的にもいいのだと私は確信しています。


西谷:
はい、平和憲法持ってる国ですのでね。経済的にも政治的にもいいということですね。
よくわかりました。今日はどうもありがとうございました

小出さん

ありがとうございました。

小出裕章ジャーナル・他の回はこちら★



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2015-08-17 20:17 : 原発 :
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